デザインのおと

自然のおと、くらしのおと、感じること、表現すること。津屋崎という場所。

風のおと、波のおと、草花がゆれるおと、くらしのおと…津屋崎という土地で感じています。
感じたおとを表現すると、どういうかたちになるんだろう。
ゆるりと少しづつ始めていきます。

家具だけじゃないじゃん

福津市から高速で1時間30分弱にある大川市へ。

極力、場所が近いか、気持ちが近しい人としか仕事をしないようにしている。

今日は場所は遠いけど、気持ちが近しい(と思ってる)彼女と。

 

移住した彼女と地元の方と打ち合わせ。

その方は、大川で育ち家業を継いだという軸と、外を経験した柔軟さが、

(年齢もあるのかもしれないけど)うまいことマッチしていた。という印象。

田舎でくくることができる地方の仕事をしていると、

興味深い人たちに会うことがあるなー…。

 

さて、

足早に、少しだけ、大川市を案内してもらった。

 

「家具のまち」でもあるけど、

江戸の町並みが残る小保(こぼ)・榎津(えのきづ)地区というのがあって、漆喰で塗られた壁や瓦屋根、藩境の石列などが観られる。

景観が統一されていないのだけど、

その統一されてない感じと「残したまま」という感じが、なんだか良くて。

創られたまちという緊張感がないのが良かったのかな。

江戸の建物だけでなく、木工場、建具屋さん、古民家リノベされたお店、民家が並ぶ。

 

ある個人宅を紹介してくれた。

 

築200年は経っているというのに、傷んでると全く感じないくらいに

しっかりと美しい。

 

家主であるおばあちゃんが(おじいちゃんと住んでいる)、

手を加えてないと言う。

ほんとかなー?って疑っちゃうほど、印象深いお家だった。

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昔の建物は、ガラス戸の木枠がかわいい。

手がゆき届いている中庭。

 

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時間的にも、あんまり写真を撮れなかったけど、

中二階があったりして、建物の造りもおもしろそう。

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広い土間スペースに、

春に行われる「藩境まつり」というお祭りの写真が貼られている。

なんだか、津屋崎のよっちゃん祭に似てて親近感あるよ!

 

急な訪問でも柔らかく招き入れてくださいました。

「またいつでもおいで」

と、見送られる。

 

最後に、謎なものがあって、足を留める。

「べたべたくっぞこ通り」…?

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その昔、べたべたくっぞく、という妖怪が出たという話だそう。

べたべたした妖怪が足首に巻き付いてくるそうで…。 

 

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道のあらゆるところの足元に、妖怪がたくさん。

遊び心があって、テンションあがっちゃった!

 

木工だけじゃないじゃん。大川市

 

どこの町でも、

歴史があって、

自然があって、

美しさがあって、

そこに、

生活がある。

 

守っていこうとする人、進んでいこうとする人、育んでいこうとする人、毎日を送っている人…いろんな人がいる。

 

 

「何もないけんね」

という、言葉の裏には、

たくさんの思いや愛が詰まってるんだよね。きっと。

 

月一展覧会でした

今日はカフェ&ギャラリー古小路での月一展覧会でした。

 

「色づくおと vol.2」

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白いものに向き合ってると

自分が揺らいでいく。

 

彼女が、彼が、

どんな色に色づいたとしても

どんな色で彩られたとしても

 

もう、本来の白には、戻れない。

 

白いものに向き合ってるって、

勇気がいる。

 

白を白でなくす。

 

その一歩先。

 

彩られた白は、

どんな白であるのだろう。

 

その一歩から、

始まる気がするよ。

 

まだまだと、まだまだ。

頭の中が激しく散らかっている今月。

なんだろー、なんだろー、(いや、分かっている)

 

頭の中が忙しいと、力が入ったまま、呼吸も早くなる。

 

仕事以外に時間をとられている部分が多くて、

毎日更新される情報と、日々やること、仕事のことと、頭の中でとっちらかっている。

 

それらを仕分けして、向き合って、整頓したいのだけど、

その場その場で押しやってまた散らかって。

仕事は仕事であって、思考を働かせる、整理する、手を動かす時間は必要で…

確保する時間と思考の歯車がかみあわないんだよなぁ。

言い訳がましくきこえるのね…笑

 

先日、事業の今後についてなど考える機会があったけど

事業としての展望ありきの開業ではなかったので、全然手が進まなかった。

 

やり続けたいことと、収益の部分が、全然繋がらなくて。

 

今やっている広告デザインの仕事が収益なんだけど、それにすがっていくのではなくて、表現したいことやりたいことが収益になるようには、

 

どうすれば良いんだろう。

 

一人でやってると、デザインの上がりがどうしても似てくる。

似ててもクオリティ高いときっとリピートされるんだけど、

私はまだまだ、と思っている。

 

(ホントは)まだまだできる、と、まだまだ(マイスターには)届かない。

 

その二つがいつもぶら下がっている。

 

自分の表現の幅とデザインのスキルを広げたい。

 

ちらかってる頭の中をうまく整理もできないまま、書き綴っています。 

 

私が勝手にセカンドオフィスにしてる(笑)

宮地浜のグラマーカフェへ。久しぶりにきた。

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オーナーと雑談しながら、仕事しながら。

息抜きできたー。

 

津屋崎に仕事場をもって2年目。

息抜きできる人や場所が、少しづつ増えてきたのは嬉しい。

 

月一展覧会でした

空が一日泣いていた昨日、カフェ&ギャラリー古小路での月一展覧会でした。

 

中途半端感のある新作に、私も泣きたいくらいでした。コラ。

公私ともども余裕なくて、表現したいことがわき上がらなくて、

ギリギリでわき上がるも、タイムリミット。
ガラスの扉と木の格子がどうにか表現を保ってくれました。


「色づくおと vol.1」一部。

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「色づくおと vol.2」、来月の展覧会は、6月6日(火)予定です。

基本的に在廊してます。イラストレーターさんの作品もあるので、お気軽に遊びにきてください。

 

色づくおと

ポンっと咲くように

色づいていく

 

無意識に、色づいていく

 

華やかのような

 

絡みつくような

軽やかなような

 

へばりつくような

包み込むような

 

涙がこぼれるような

背中を押してくれるような

 

彩るような

彩られるような

 

胸の奥のおと

心の内のおと

 

何色に色づいていくのだろう

 

何色にも、色づいていけるのだろう

 

何色でも、色づいていける

 

心地の良いおと

晴れやかなおと

 

自分の色に、色づいていきたい

 

あの頃

先日、東京で仲良くしてくれてた友人が出張のついでに立ち寄ってくれた。

ふらっと。

約3年ぶりだった。

短い時間の中、たくさん話をした、ような、話してないような。

 

彼と話す内容に子どもの話が出てくるようになったくらいしか、変化を感じなかったけど、

でも、あの頃とは、少し違う。

お互いに価値観が変わってきてるんだなぁ、と。(悪い意味ではないよ)

 

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3年ぶりに彼を介してあの頃に再会した。

 

あの頃、彼を含めたみんなと前を見て、希望や未来を語ったり、胸を痛めたり、もがいていた。

今も、みんなやあの頃と感覚的な違いはないように思うけど、あの時間に戻りたいとか、そこにありたいとか、そういう感情が減っている自分に少し驚き、少し寂しくも思う。

(離れた数年は無意識だけどあの頃を引きずっていたと思う)

 

あの頃に再会した今の私は、

みんながそれぞれの自分としての道を歩みながら、時々、歩みを揃えながら、長く長く繋がっていたいと、そう思った。

 

ふらっと立ち寄れるみんなでいたいと思った。

それが楽しいなぁと思った。

 

ゆったりと始まる今日

ゆったり朝ごはんを食べれるって幸せ。

気持ちが整う。

学生の頃じゃ感じなかった朝ごはんの時間の必要性を年々感じている。

パン屋さんなどのモーニングも好き。

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(写真傾いてる…)

そうはいっても、なかなかゆったり時間を捻出できないなぁ…

と、ぼやーっとしてたら、ゴミの日だったことに気づき出しそびれた。泣。連休ボケ。

 

来週は月一展覧会。作りながら表現をしていくのだけどまだ手が動かない。

うーむ、どうなることやら。

ゆったりと、感じたおとに気持ちを預けてみよう。