デザインのおと

自然のおと、くらしのおと、感じること、表現すること。津屋崎という場所。

風のおと、波のおと、草花がゆれるおと、くらしのおと…津屋崎という土地で感じています。
感じたおとを表現すると、どういうかたちになるんだろう。
ゆるりと少しづつ始めていきます。

森と月とおと

津屋崎のテノ森で、ハワイからやってきたジョーキングストンさんのライブがあった。

生い茂る木々の中にある廃工場につくった木工房「テノ森」。

 

ライブが始まる夕暮れ時、ジョーさんのライブを覗きにきたような美しくオレンジ色に染まった秋の雲。

 

ウクレレが森に響く。

フットベースが土を揺さぶる。

自然と身体がおとに乗る。

 

すっかり暗くなったテノ森の木々を照らすおぼろげな月の明かり。

 

おとが月を誘う。

おとが森を包み込む。

 

おとは、爽やかで、伸びやかで、軽やかで。

森と月と奏でていた。

 

もう言葉は要らない。

心に描くおと。

気持ちが解きほぐれるおと。