デザインのおと

自然のおと、くらしのおと、感じること、表現すること。津屋崎という場所。

風のおと、波のおと、草花がゆれるおと、くらしのおと…津屋崎という土地で感じています。
感じたおとを表現すると、どういうかたちになるんだろう。
ゆるりと少しづつ始めていきます。

芽吹くおと

お日様は上機嫌にぽかぽかと大地を照らす

手に届くほどに近い、春の香を

冷たい風が連れ去っていく

 

だけど、

春はそこまできている

 

あたたかな朝日が春の香を戻してくれる

 

やわらかなおと

芽吹くおと

 

モノクロの装いをした大地が

カラフルに染まっていく

 

眠っている生命が、ぽつりぽつりと芽吹くおと

 

みるみるうちに

大地を彩る