デザインのおと

自然のおと、くらしのおと、感じること、表現すること。津屋崎という場所。

風のおと、波のおと、草花がゆれるおと、くらしのおと…津屋崎という土地で感じています。
感じたおとを表現すると、どういうかたちになるんだろう。
ゆるりと少しづつ始めていきます。

少しずつ少しずつ

重なる、混じる、ややぼかす。 うーん、まだまだ試作中。 昔かじったくらいで、表現技法は力量不足… でも楽しい。

今日という日のおと

それは穏やかで、あたたかくて、 どこかあどけなくて 今日という日が始まる。 みんなが感じる今日という日のおと どんなおとなのだろう。 昨日という日が 泣きたくなるような日でも、 重いおと、苦しいおと、切ないおとを感じていても 深い深い眠りから覚め…

知らない場所

たまにどこか知らない場所に行きたくなることがある。 誰も私のことを知らない場所。 何をするわけでもなく、 ふらっと行き着きたい。 知らない場所で出会うものに期待をしているのかもしれないけど 何者でもない私は 誰も私のことを知らない場所で、自分と…

森と月とおと

津屋崎のテノ森で、ハワイからやってきたジョー・キングストンさんのライブがあった。 生い茂る木々の中にある廃工場につくった木工房「テノ森」。 ライブが始まる夕暮れ時、ジョーさんのライブを覗きにきたような美しくオレンジ色に染まった秋の雲。 ウクレ…

染まっていく

朝も早くからコーヒー染め。2回目。 しっかり染まらなくて良いんだけど、バランスが難しい。昨日失敗した。笑。 コーヒーの香りが漂う事務所の台所。 染料が布地にじわじわ染み込んでいく。 どんな風に色づくのかな。 染め上がりを確約できない、あいまいさ…

波のおと

小さなおとを残して足元から去っていく。 近づき、また去っていく。 時には力強いそのおとは、私を惑わせる。 なんてきまぐれな。 だけど、どこか愛おしい。 また近づき、また去っていく。 そのおとに、私も乗せてくれないかな。 どんな話をしているのだろう…

朝と音楽散歩

私には眩しくて眩しくて。 羨ましいほど眩しくてそこにある。 あなたと共に朝がくる。 朝食を食べる時間が好き。 福津で育ったイチヂクで作ったジャムに、津屋崎にある手ノ森のワークショップで作ったバターナイフ。畑で採れたサツマイモのサラダ。 身近にあ…

ゴトゴト揺れるおと

久しぶりに電車に乗った。 自分で運転する車と違って、連れて行ってもらう感じが良い。 ゴトゴト揺れるおとが流れ、流れていく雲を眺める。 流れに身を任せる、その時間が心地良い。 目的地に着きたい気持ちとまだ乗っていたい気持ちが ゴトゴト揺られている…

君が歩くおと

君が歩くおと。 何度も何度も、おとが止まる。 君が進む道には、ステキなものが多いんだね。 君が歩くおと。 ゆっくりだったり、勇ましかったり、軽やかだったり。 私も足おとを止めてみる。 君の歩くおとには、たくさんの意味がある。 そのおとを、急がせな…

仕事への感覚

私は、グラフィックデザインの仕事をしています。 仕事の場を津屋崎においてからまだ半年ちょっとくらい。 ほんの少しづつだけど、 まちや地域のお店の仕事が増えてきた。嬉しい。 津屋崎の場で仕事をするようになってから、 なるべく近くにいる相手と仕事を…

静けさのおと

津屋崎の夜。 波のおと、風のおと、遠くに走る車のおと。 人がいない道でも、そこにはおとがある。 寂しさ、ではなく、静けさのおと。 津屋崎の夜はとても綺麗。 私は何を急いでいたのだろう。 もう少し、立ち止まっていたい。 もう少し、この静けさの中にい…

雨粒のおと

雨粒のおとがリズミカル。 強いおと、激しいおと、優しいおと、静かなおと… 人間の感情みたい。 私はどのおとを奏でているのだろう。 どんな雨粒のおとを表現するのかな 踊るようにリズミカルに描くのかな 雨粒のかわいさを描くのかな 雨水で表現するのも良…

デザインのおと、のこと

津屋崎という土地にいるようになって、 おとって、とっても身近なものだと気づいた。 デザインの仕事と似ているなぁと気づいた。 おとを感じること。 〝聞く〟ではなく、身体全体で感じる。 感じることで、みえてくるもの。 自然のおと、くらしのおと。 そこ…