デザインのおと

自然のおと、くらしのおと、感じること、表現すること。津屋崎という場所。

風のおと、波のおと、草花がゆれるおと、くらしのおと…津屋崎という土地で感じています。
感じたおとを表現すると、どういうかたちになるんだろう。
ゆるりと少しづつ始めていきます。

最期の別れ

先日、お世話になったデザイン事務所の代表のお別れにいってきた。

数年前に半年の間だけ勤務した。そんな私にも、その後作った事務所の作品集を届けてくれた。

若き日の姿は知らないけど、縁や人を大事にする穏やかな方。

現役アートディレクターのまま、幕を下ろした。

 

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急死という現実がふわふわしてて、

お昼に事務所行くと、奥さんが作ったお弁当を食べているんじゃないかとも思う。

 

やがて人は死ぬ。

そう、分かっているけど、人の死は、何度経験しても慣れるものではない。

 

だけど、私は参列したい。

最期の姿に思い伝えて、お別れしたい。と思うから。

 

これから残ったスタッフが事務所を支えていくのかなぁ…どうなるかわからないけど、彼らが彼の思いを継いで作り続けていくのだろう。

 

そのうち、事務所に彼の面影を訪ねにいこう。

来春も事務所を出ると満開の桜を見ることができるといいな。

 

「ここはきれいな桜を見ることができるんだよ」