最期の別れ
先日、お世話になったデザイン事務所の代表のお別れにいってきた。
数年前に半年の間だけ勤務した。そんな私にも、その後作った事務所の作品集を届けてくれた。
若き日の姿は知らないけど、縁や人を大事にする穏やかな方。
現役アートディレクターのまま、幕を下ろした。
急死という現実がふわふわしてて、
お昼に事務所行くと、奥さんが作ったお弁当を食べているんじゃないかとも思う。
やがて人は死ぬ。
そう、分かっているけど、人の死は、何度経験しても慣れるものではない。
だけど、私は参列したい。
最期の姿に思い伝えて、お別れしたい。と思うから。
これから残ったスタッフが事務所を支えていくのかなぁ…どうなるかわからないけど、彼らが彼の思いを継いで作り続けていくのだろう。
そのうち、事務所に彼の面影を訪ねにいこう。
来春も事務所を出ると満開の桜を見ることができるといいな。
「ここはきれいな桜を見ることができるんだよ」