デザインのおと

自然のおと、くらしのおと、感じること、表現すること。津屋崎という場所。

風のおと、波のおと、草花がゆれるおと、くらしのおと…津屋崎という土地で感じています。
感じたおとを表現すると、どういうかたちになるんだろう。
ゆるりと少しづつ始めていきます。

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

止まり木

私は人見知りで、馴れ合うことが苦手で、 一人でいる時間が大事だし、 人と深く付き合うことが、下手だと思う。 人が集まるところや 会話をすることは好きだけど 自分に踏み込まれることは苦手だし、 人のことに深く踏み込むことは、 やっぱり、下手だと思う…

あたたかなおと

まだ薄暗い朝の、小さな鳥の声 炊飯鍋の蓋が湯気と共に動くおと ポットのお湯が沸いている もうすぐ寒い冬が訪れる 日が暮れて 人々が首をうずめて足早に歩くおとは どこか悲しげに あたたかなおとに導かれていく あたたかなおとは あなたを独り占めする 明…

秋月に行ってきました

残った生クリーム消費のためバナナマフィンを焼く。 なかしましほさんのレシピで作るマフィンは、私好みのもそもそ感のないしっとりマフィンです。 あぁ、食欲の秋が加速中…。そろそろ運動の秋にシフトせねば…。 さて、朝倉市の秋月へ染色織物のアーティスト…

海のほとり「玉乃井」

津屋崎千軒には古い建築物が残っていて、その1つが築100年を越えた木造旅館の玉乃井。 今は旅館としての運営はしてないのですが、 海のほとり「玉乃井」として在り続けています。 喫茶があり、海を臨みながら糸島から届くスモールバレーのタルトと珈琲など…

呼吸するおと

ゆっくりと、おおきく息を吸い込む 嬉しいこと 悲しいこと 笑ったこと 怒ったこと いろんな感情を、大きく吸い込む そして、 ゆっくりと、息を吐く それらの感情の役割が終わる 一日の終わりに、一日の始まりに、 大きくゆっくり呼吸する 自分と向き合うおと…

写真家・山内悠さんの森のギャラリートークショー

週末は、耶馬溪のバルンバルンの森で開催されている「anthocyanの森」というイベントに行ってきました。 参加した写真家・山内悠さんの「いま此処にある」トークショーについて、私が心に残った話を、解釈が少し違うかもしれないけど、書いていこうと思いま…

森を歩くおと

君が落ち葉を踏んでいく 森は大きくて、大きくて 君のおとを吸い込んでいく 鳥のおと 虫のおと 木の葉のおと 風のおと それらは、とても優しく静かに歌っている 揺れる木々からは、柔らかなおとが降ってくる 君を歓迎しているのかな 森は薄暗いけれど、君は…

古い時計のおと

ぼーん、ぼーん、と木製の時計が鳴る。 古い時計のおと せわしく動く秒針のおとでさえ、なぜか懐かしく温かい気持ちになる 世の中は同じ速度で時間が流れているはずなのに その古い時計のおとは、 自分の速度でゆったりと着実におとを刻んでいく せかされる…

アラスカに想いを馳せる

何気なく入ったブックキューブリックで、 何気なく手に取った本。 「長い旅の途上」星野道夫 この本の言葉選びは、星野道夫さんの優しさ、雄大さ、暖かさ… そういうぬくもりを感じる。 大自然やそこに住む動物、人のくらしが丁寧に書かれてあり、文章にする…

夜の道のおと

夜の道、帰り道。 ザブンザブンと背中に響く波のおと。 自分の足おとさえも遠くに感じる。 暗く静かな帰り道。 ポツンポツンと浮かぶ星。 空の、そこにある月。 とにかく暗い。 時々、通り過ぎる車のおと。 ヘッドライトの明かりが過ぎ去り そして、また夜が…