デザインのおと

自然のおと、くらしのおと、感じること、表現すること。津屋崎という場所。

風のおと、波のおと、草花がゆれるおと、くらしのおと…津屋崎という土地で感じています。
感じたおとを表現すると、どういうかたちになるんだろう。
ゆるりと少しづつ始めていきます。

自然からくるおと

複雑におとが絡み合うとき

私は心をほどけずにいるのかもしれない

 

おとを無数に感じるとき

私は隙間を埋めたくなるのかもしれない

 

一度に感じるたくさんのおと

 

私は弱く小さく何者でもないのだけども

それにさえ気づかずに

はびこるおとの鎧をまとっていたのかもしれない

 

今、私は作られたおとよりも

そこにあり続けるおとを感じることが増え

埋める行為よりも

抱く行為になりつつある(気がする)

 

それらは

海からくる風が呼んでくるおと、

山からくる鳥がさえずるおと、

川からくる水がはねるおと、

土からくる芽生えるおと、

空からくる雨粒が訪れるおと…

身近にある自然のおと

 

おとを抱き、私は温まる。

 

自然からくるおとは、

私を優しくさせる。

私を許してくれる。