デザインのおと

自然のおと、くらしのおと、感じること、表現すること。津屋崎という場所。

風のおと、波のおと、草花がゆれるおと、くらしのおと…津屋崎という土地で感じています。
感じたおとを表現すると、どういうかたちになるんだろう。
ゆるりと少しづつ始めていきます。

繋いでいくおと

エネルギーの根源のような

どこか懐かしく愛おしいような

 

そのおとを

繋いでいく

 

軸のあるそのおとを

繋いでいく

 

きっと理由なんてなくて

役割なのだ

 

長く、長く、繋いでいく

 

そのおとが在り続けること

 

そこに在るそのおとを、美しく思う

そのおとを、大切に思う

 

これからに繋いでいく

 

そう在り続けたい

 

ゆるりと一歩、月一展覧会

感じたおとを表現する、かたちにする、を

ゆるりと一歩踏み出しました。

 

津屋崎ブランチのシェアオフィスつながりのイラストレーター Naoko BMさんが、

津屋崎千軒にある『日替わりカフェ&ギャラリー』で、新作を毎月一回展示するという展覧会をしています。

人知れずしています。笑。

 

今月から私も出展(便乗?)することになりました。お誘いありがたし!

『デザインのおと』として、もそもそと手探りしてかたちにしていた作品。

 

[雨粒のおと]

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全貌の写真はないけど、

お昼にはちょうど太陽の光があたって、手前のまるっこいモノの影が投影されて、

実は、ステキだったりする。

 

手前のまるっこいモノが、少し揺れ動いてて欲しいから吊し方を工夫がいるなぁ、とか、数増やしてもうるさくないな、とか、展示するといろんな気づきが多くて、それがすごく楽しかった。

 

なんだか初っぱなから完成形を披露できない私だけど、やりながら掴んでいこう作戦で、ゆるりゆるり、と、ね。

 

来月の1/17(火)は、気づきをふまえた[雨粒のおと vol.2]を展示予定。

毎週火曜日は、ざっか+カフェ 萃sui さんの優しい味の美味しいミニランチやおやつ、手作り小物があります。
食べにくるついでにでも、作品を見にきてくださいね。

Naokoさんのイラストもステキだし、新しく参加するイラストレーターさんの作品展示もあります。

 

▼日替わりカフェ&ギャラリー 古小路

http://www.kosyouji.com/

 

とても雰囲気の良い元たばこ屋さんの古民家です。

 

 

 

朝焼けの雲

朝日を待っている間

山のちょうど朝日が昇るところに、雲たちが集まっていて

「邪魔だなぁ…」って思ってたけど

朝日の光に美しく染まったオレンジ色の雲たちに出会い

「邪魔に思っていてごめんね」

という気持ちになった。

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長崎県松浦市にある青島という離島で民泊しました。

あたたかく、というか

愛おしく迎え入れてくれた、という感覚。

 

島に行ったというより

家に行った感覚かな。

 

島全体が家。

 

島に降り立った時に

自然に

「おじゃまします」

と、言葉を発していた。

 

離島するとき

「おじゃましました」

と、言葉が出ていた。

 

 

 

 

 

 

 

止まり木

私は人見知りで、馴れ合うことが苦手で、

一人でいる時間が大事だし、

人と深く付き合うことが、下手だと思う。

 

人が集まるところや

会話をすることは好きだけど

自分に踏み込まれることは苦手だし、

人のことに深く踏み込むことは、

 

やっぱり、下手だと思う。

 

だけど、

たまに踏み込んで欲しいなぁって思う人がいる。

そして、

時々、誰か人が恋しくなる。

 

距離感なんて考えず

甘えたくなる。

暖かく包んで欲しくなる。

 

止まり木で羽を休める鳥のように、

心が満たされると、

また距離をとっていける。

 

同じように

誰かの止まり木にもなりたい。

 

勝手なんだろうな、私。

 

そんなことを思う

何となくのこと。

 

 

あたたかなおと

まだ薄暗い朝の、小さな鳥の声

炊飯鍋の蓋が湯気と共に動くおと

ポットのお湯が沸いている

 

もうすぐ寒い冬が訪れる

 

日が暮れて

人々が首をうずめて足早に歩くおとは

どこか悲しげに

あたたかなおとに導かれていく

 

あたたかなおとは

あなたを独り占めする

 

明かりの灯るおと

ストーブを点火する

 

あなたは

ふかふかのふとんに包まれて

あたたかな眠りにつくのだろう

 

あたたかなおとは

少し切ない

 

 

秋月に行ってきました

残った生クリーム消費のためバナナマフィンを焼く。

なかしましほさんのレシピで作るマフィンは、私好みのもそもそ感のないしっとりマフィンです。

あぁ、食欲の秋が加速中…。そろそろ運動の秋にシフトせねば…。

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さて、朝倉市の秋月へ染色織物のアーティストである従姉を訪ねてきました。

従姉という関係ではあるものの、歳が離れている彼女の活動は思春期の頃の私に少なからず影響を与えたと思う。他に芸術系の親族は居なかったし。

国内外でファイバーアート展を開いてる彼女は、秋月にも縁があり数十年アートイベントをしていました。

今は、元博多織の工場だった建物で同じアーティストの作品を取り扱っているお店もしています。織物だったり、陶芸だったり、刺繍アクセサリーだったり…50人もの作家をサポートしています。

 

かつては城下町で栄えていた秋月。石垣の間を流れる川に面影を感じます。

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彼女のお店はメインストリートの反対側。

適度に人の気配があり路地で雑談する人たち、ゆるい感じの楽しげなお店も多くて、

そこに居るだけでなんだかほっこりする空気が流れています。

 

秋月の自然に空気に癒やされる。

ゆっくり時間をとってまた来るね。

 

海のほとり「玉乃井」

津屋崎千軒には古い建築物が残っていて、その1つが築100年を越えた木造旅館の玉乃井。

今は旅館としての運営はしてないのですが、

海のほとり「玉乃井」として在り続けています。

喫茶があり、海を臨みながら糸島から届くスモールバレーのタルトと珈琲などを楽しめます。

オフィスやアトリエとしてシェアも出来ます。セカンドオフィス/アトリエとしての利用も良いかもしれません。

 

そんな玉乃井のショップカードのデザインをしました。

玉乃井、喫茶玉乃井、シェアオフィス/アトリエの紹介です。

2つ折りリーフレット+折り込みカード(ポストカードサイズ)

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レトロという一言で現せないタイムスリップしたような玉乃井の雰囲気を、レトロ印刷の2/1色刷りで苦戦しつつ仕上げました。

試行錯誤する時間を相談を聞いてくれ温かく見守ってくれました…優しさがありがたい。

しかし、本当に自分の技量と知識不足さを思い知らされました…まだまだ途上…良き経験でした。

 

狭い路地の片隅にある玉乃井は「入って大丈夫かな…」という雰囲気はあるけど笑

今とは違う時が流れていると感じる貴重な建物だな、と思います。

 

▼サイトはこちら

http://www.tamanoi.life