巣立つ彼女と
先日、津屋崎から巣立っていく彼女とランチ。
ボリュームたっぷりのバケットサンドをぱくつきながら、久しぶりにいろいろと話をした。
初めて親元離れて過ごした津屋崎の8ヶ月は、たくさんの価値観とたくさんの美しさに出合ったのだろうなー。津屋崎に限ったことではないけど、美しさが身近にある当たり前にある場所のひとつではある。
私自身は場所を固定しない方が好きなので、またこの先いろんな場所に出会えると思うとワクワクするなー、いいなー笑。
彼女はまだまだ若いし自由だ。というか、学生だ。
だから、津屋崎は一つの通過点であってもいいのかもしれないなぁ。
津屋崎をもって、この先を見据えて、前に進んで欲しいと願う。
なので、あえて巣立つと書いている。
まぁ、これは私の勝手な考えであって彼女に求めないし、期待も抱かない。
ただ、素直に、この先を見守るという気持ちでいる。
出会いや別れの春になりましたね。
写真撮ってて違和感あるなぁ、と思ったらティースプーンの持ち手が逆じゃん。
作法とか詳しくないんだけど、お箸やお茶碗と汁椀の置き方とか気になるのです…変なところに細かい私。
それを思うとカットケーキの向きも逆なのでは、と…どうなんやろ…。
またね、東京。
4年ぶりの東京。
住んでた頃に比べると、以前に比べると、すっかり方向感覚をなくしている自分にショックを受けつつも、まぁでもどうにかなるもんだ。
東京は、こんなにごみごみして埃っぽいく乾燥してたかなぁ、と思うと同時に、自分の体が地方で浄化されたように思う。
でも、嫌悪感でなく、それが東京なんだよなぁ。
たくさんの情報や人に溢れているけど、たくさんの展覧会やイベント、映画、技術やモノが集結しているのが、やっぱり羨ましい。
更に、それらを訪れやすい、それらに触れやすい環境と利便性の高さは、
やはり、日本では、東京なのだ。と思う。
実物に出会えるワクワク感。受動的なワクワク感。
美味しいパニーニと珈琲と、渋谷で、
津屋崎と自分と友人のこれからと、何となくのことを話したモーニング。
住んでいたという懐かしさは、もう薄れてしまった。たくさんの刺激の渦に、自分を見つめることができる。凛と立っていようと思う。
もう住むことはないけど、また足を運ぶ機会を増やしていきたいな。
バイバイ、またね。
芽吹くおと
お日様は上機嫌にぽかぽかと大地を照らす
手に届くほどに近い、春の香を
冷たい風が連れ去っていく
だけど、
春はそこまできている
あたたかな朝日が春の香を戻してくれる
やわらかなおと
芽吹くおと
モノクロの装いをした大地が
カラフルに染まっていく
眠っている生命が、ぽつりぽつりと芽吹くおと
みるみるうちに
大地を彩る
イチゴ大福とひと呼吸。
先日、画材を買いに宗像の文具屋まで。
福津には充実した文房具、画材屋さんがないのです。
気になってた和菓子「このわ」に立ち寄る。
イチゴ大福、と他にも笑。
小さいお店で工房の窓越しに販売してました。
甘ったるいあんこじゃないけど、甘味が先にきてあずき感が少ないかな、という味でした。どっしりというよりぱくっと食べれるサイズと軽い後味。美味しいね。
つかの間の休憩。
忙しいと呼吸が浅くなる。見え隠れしてる第2波に向けての、深く深く息を吸う。
ひと呼吸。